2025/7/7 12:41

【2025年版】Nifty系サービス(LaCoocan)から最新レンタルサーバーへ乗り換えるべき理由と安全な移行手順

1997年の「メンバーズホームページ」誕生から @homepage、そして2006年開始のLaCoocanへ──約30年にわたりニフティは個人向けウェブスペースを提供してきました。

しかし2025年の現在、LaCoocanは当時の設計思想を色濃く残しており、常時SSL・高速表示・自動バックアップといった“今や当たり前”の機能が標準搭載されていません。この記事では歴史的背景を振り返りつつ、乗り換えが必要な理由と安全な移行手順 をまとめます。

Nifty個人ホームページサービスの歩み

1997〜2005 @homepage の黄金期

ダイヤルアップ接続とセットで 5 MB の無料スペースを提供

俳優・阿部寛さんの爆速公式サイトなどレトロ文化の象徴が多数誕生

参考:http://abehiroshi.la.coocan.jp/

2006 LaCoocan始動と10年間の並走

独自ドメイン・PHP/Perl・2 GB 容量で“有料高機能版”としてローンチ

以後も@homepageは存続し、両サービスは2016年まで共存

2016 @homepage終了と救済プラン

  • 約17万サイトの8割が「放置」状態で終了期限が2か月延長に

  • 無料移行用「LaCoocanミニ」(容量 2 GB)が設置され、阿部寛サイトも無事移転

画像:ニフティ、個人などのホームページ14万件が1カ月後に自動消滅、サービス終了の「@homepage」、8割以上が放置されたまま

LaCoocanの現状と課題

LaCoocan スタンダード(4 GB/月額約 495 円)は当時としては十分でしたが、2025年の基準では以下の課題が目立ちます。

無料SSLなし ── 独自で証明書を取得し手動更新が必要

容量・転送量が少ない ── 画像や動画を多用するとすぐ上限に

技術更新が停滞 ── PHP7系・Perl5.8など旧バージョンのまま

将来の終了リスク ── @homepageの事例から付帯サービスは整理対象になりやすい

無料SSLなしの場合、サイトにアクセスすると下記のように、「このサイトはHTTPSアクセスがサポートされていません」「abehiroshi.la.coocan.jp doesn’t support a secure connection with HTTPS」と表示されます。

これにより、不安を感じたユーザーがアクセスをやめてしまうといったことが想定されます。また、セキュリティサービスなどでもアラートが出る場合があります。

また、PHP7.4などはすでに2022年11月28日までのセキュリティサポート期限を大幅に過ぎているため、セキュリティに関するリスクが存在しております。

2024年にも7.4系統の全てのバージョンにおける脆弱性が見つかっており、セキュリティのリスクが高い状況となっています。

参考:https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-003292.html

現状のLaCoocanプラン

項目

LaCoocanライト

LaCoocanスタンダード

LaCoocanスタンダードプラス

月額(12 か月契約)

約105円(税込)

495円(税込)

1,250 円(税込)

ディスク容量

1 GB

4 GB

10 GB

PHP

5.6 / 7.1 / 7.4

同左

同左

MySQL

1 個

1 個

独自ドメイン

2024/4/1で新規受付終了

同左

同左 (※終了日前に設定済みのものは引き続き利用可)

最新レンタルサーバーへ乗り換える 5 つのメリット

容量と速度が桁違い

  • 同価格帯でも300GB以上+ NVMe SSD+ HTTP/3対応が一般的

無料常時 SSL がワンクリック

  • 証明書の自動更新で手間いらず、SEOにも有利

WordPress など CMS を即インストール

  • 管理画面から1分で導入、PHP8やNode.jsなど最新環境も選択可

自動バックアップ & WAF 標準

  • 障害・改ざん時も数クリックで復旧

長期的な安心感

  • ホスティング専業企業が継続投資、突然のサービス終了リスクが低い

最新のレンタルサーバーに乗り換えるだけで、現在において最新のサービスが受けられるようになるため、同価格帯のサービスに変更するだけでもメリットがあります。

2025 年版レンタルサーバー比較

サービス

月額目安*

ストレージ

主な特徴

想定ユーザー

LaCoocan スタンダード

495 円

4 GB

PHP7.4 / MySQL1・独自ドメイン受付終了

既存Nifty利用者

さくらレンタルサーバ スタンダード

500 円

300 GB

PHP8.2・無料SSL・CDN・14日お試し

小規模サイト〜法人

ロリポップ! ライト

264 円

350 GB

PHP8.3・WP簡単インストール・電話サポート無

価格重視の個人/副業

エックスサーバー スタンダード

990〜1,320 円

500 GB

PHP8.3・HTTP/3・自動WAF・99.99% SLA

アクセス多め企業

*12 か月契約換算・キャンペーン適用前後

ポイント:さくら・ロリポップは月額ワンコインで独自 SSL+PHP8。エックスサーバーは高機能・高速・サポートが強み。LaCoocan は容量・機能ともに見劣りします。

執筆者個人的には、安定的な運用が可能なエックスサーバーがおすすめです。

LaCoocan から最新サーバーへ安全に移行する 6 ステップ

ステップ

概要

1. バックアップ取得

FTP で全ファイル+ DB ダンプ+ .htaccess を保存

2. 新サーバー契約

容量・無料 SSL・自動バックアップの有無を比較、独自ドメインを追加

3. データ投入

ファイル/DB を復元しパーミッション設定、WordPress は wp-config を修正

4. 動作テスト

テストドメインまたは hosts 変更で全ページ表示を確認

5. DNS 切替 & SSL 有効化

A/CNAME を新 IP に更新、SSL 自動発行をチェック

6. 301 リダイレクト

旧 LaCoocan 側 .htaccess にRedirectMatch 301 ^/(.*)$ https://新ドメイン/$1を追加し、Search Console でアドレス変更を申請

よくある質問

Q

A

LaCoocan サブドメインは引き継げる?

不可。独自ドメイン取得が最も確実

メールはどう設定する?

DNS の MX レコードを新サーバーまたは外部メールサービスへ

移行時にダウンタイムは起きる?

テスト完了後に DNS 切替+ TTL を短縮すればほぼゼロ

まとめ

@homepage から生まれた名物サイトは日本のインターネット史そのものですが、技術・ユーザー体験が大きく進化した 2025 年においては、レガシー基盤に留まるリスクが増大しています。容量・速度・セキュリティ・運用効率の整ったプラットフォームへ移行し、ウェブ資産を次のステージへと育てましょう。

LaCoocanから最新サーバーへの乗り換えをご検討されている場合には、こちらより弊社までお問い合わせ下さい。

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